オフィス空間の構築を提供する株式会社清和ビジネスが、エムステージの産業医・産業保健師紹介サービスを活用し、産業保健活動を推進しています。
同社の活動についてインタビューしました。
「働く空間」を提供する企業として、従業員が健康的に働ける職場を目指して
貴社の事業内容や従業員数、社風等についてお聞かせください。
当社はオフィス環境の構築を通じて、コスト削減、生産性・創造性の向上を実現する会社です。
オフィスだけでなく、学校や病院、研究施設、物流センターなどで最適な「働く環境」と「働き方」を提供。
その他にも「最適購買」をサポートする「アスクル」のエージェントビジネスも展開しています。
当社の従業員数は272名で、平均年齢は41歳と、働き盛りの社員が多いです。
社風としてはプロフェッショナルが多く、新しい発想ユニークなひらめきを持つ人が多い印象の会社。
社風としては、熱意と誠意を持って仕事に取り組む従業員が多い印象で、社内外ともにチームワークを大切にしています。
従業員の方の働きやすさ向上のために取り組まれている施策について教えてください。
働き方に関しては、ワークライフバランス向上を目指し、毎週水曜日を「ノー残業デー」にしていますし、シェアオフィスも利用可能です。
また、当社はオフィス環境をデザインする企業ですので、オフィス家具にもこだわっています。
従業員の作業環境を整備するため、2015年より上下昇降デスクを導入。腰痛改善が見受けられたことや、生産性が向上したなどの効果を実感しています。
そして、自社オフィス環境の充実化により、「WELL認証(※)」を取得しています。
※WELL認証:健康・快適性に焦点を当てた世界初の建物・室内環境評価システムです。
産業保健師も活用し、個人レベルで健康意識を向上してもらいたい
産業保健活動について、課題に感じていたことはありましたか。
当社が課題に感じていたことは、健康診断の受診率がなかなか100%にならないことでした。
その他にも、喫煙率が約3割と高いことや高血圧の従業員もいましたので、会社として何か出来ることはないかと考え、自動血圧測定器やデスクサイクルを設置しています。
これらの取組みに加え、産業医・産業保健師と連携して状況の改善に努めています。
コロナ禍、従業員の働き方の変化や、取り組んでいる感染症対策について教えてください。
働き方に関してはリモートワークを導入しましたが、従業員の健康状態が見えづらくなりましたので、産業保健師による健康相談を月に1回実施し、個人レベルで健康意識を向上してもらえるよう取り組んでいます。
また、社内の感染症対策としては、衛生委員会を通じた取組みを行ない、感染症予防に関する意識向上やワクチン接種に対する不安の軽減してもらえるように努めています。
その他では「感染症防止ガイドライン」の作成、サーモグラフィやアクリルパネルの設置、アルコール消毒液の配置等を行いました。
また、昨年のWELL認証取得に引き続き、今年6月に「WELL Health-Safety Rating(※)」を取得しました。
コロナ禍において、来訪者や従業員などの健康と安全に配慮し、施設を管理・運営していることを第三者検証機関により、審査するグローバル基準の評価です。
※「WELL Health-Safety Rating」は、IWBI(The International WELL Building Institute)が2020年6月に公衆衛生等の専門家の知見を踏まえて新たに設けた評価制度です。
オンラインによる衛生委員会の様子
産業保健スタッフと連携し「健康経営優良法人」の認定を目指す
オフィスにおける業務風景
産業医・産業保健師の導入時にこだわった点を教えてください。
産業医・産業保健師を選任する際、従業員からの相談に対して親身になって対応していただける方、そして的確なアドバイスをしてくれる産業保健スタッフを求めていました。
エムステージのサービスを通じて選任した産業医・産業保健師は、当社に寄り添った活動をしてくれていますので、非常に助かっていますね。
今後の産業保健活動について、意気込みをお聞かせください。
お蔭様で現在は、産業保健師の面談を利用してくれる従業員も増えてきており、健康意識が向上していることを実感しています。
これからも産業医・産業保健師と連携し、まずは健康診断の受診率100%を目指したいと考えています。
また、今後はより一層、産業保健スタッフの方と連携を強めて「健康経営優良法人」の認定取得を目指した産業保健活動を進めていきたいですね。