資料ダウンロード お問い合わせ

tel03-6697-1660

平日9〜18時 / 全国対応

資料ダウンロード お問い合わせ
tel03-6697-1660

受付時間 平日9〜18時 / 全国対応

情報通信
1~99名
嘱託産業医
ストレスチェック

ニューテック株式会社

隔月訪問から毎月訪問へ。産業医選任によって強化された従業員の健康管理|ニューテック株式会社

ニューテック株式会社 / 総務部 / 野上様・関様

  • 導入の背景

    従業員が50名を超えたため産業医選任、ストレスチェックの実施が必要になった。

  • 導入の効果

    産業医の専門的な視点が加わり、健診後のフォローアップや、メンタル不調者の面談対応など、従業員の健康悪化を未然に防ぐ体制が構築された。

情報システムの設計・開発を一貫して手掛けるニューテック株式会社は、従業員数が50名を超えたことを機に、本格的に産業保健体制の構築をスタートさせました。

今回は、総務部の関様、野上様に、産業医選任後の変化や、産業医の訪問頻度を増やした背景について詳しくお話を伺いました。

野上様:2007年入社。総務部にて労務・採用、営業にまつわる事務等をご担当。
関様:2021年入社。総務部にて社内セキュリティ管理や、物品調達・管理をご担当。

ハイブリット勤務下での不調を見逃さないための環境整備

従業員の方が抱えがちな健康課題はありますか?

フィジカル面では、デスクワークという特性上、長時間同じ姿勢で作業することによる体調への影響があります。

対策として、オフィスには4種類ほどの椅子を用意し、従業員が自分に合うものを選択できるように配慮しています。また、健康増進に向けた取り組みとして、健康アプリを活用したウォーキングラリーへの有志参加や、会社補助による高尾山登山といった活動も行っています。

メンタル面に関しては、リモートワークの普及による課題があります。

弊社は、出社とリモートワークを組み合わせたハイブリッド勤務体制を基本としており、従業員の多くは月に4〜5回程度リモートで勤務をしています。リモートワークが増える中で、従業員一人ひとりの微妙な様子の変化を、総務部や現場の管理職が把握することが難しくなっていると感じています。

特に単身で生活している従業員の場合、業務とプライベートの境界が曖昧になることで、生活リズムが崩れやすく、その結果、孤独感の増幅やメンタル不調の発生につながることが懸念されます。

また、年次が長くなるにつれて、特定の従業員に責任や業務量が集中してしまう傾向があります。

こうした従業員の不調を見逃さないため、衛生委員会の立ち上げ後は全社の勤怠状況をデータ共有し、高負荷状態の従業員を早期に把握・フォローする体制を整えるようになりました。

2025年3月にオフィスを移転されたそうですね。どのような背景やビジョンがあったのでしょうか。

従業員数の増加に伴い、以前のオフィスが手狭になったことが、移転のきっかけです。移転後には「従業員全員が集まり、連携を深められる拠点を作りたい」というビジョンがありました。

移転前のオフィスは、集中して静かに業務に取り組める反面、活発な打ち合わせがしにくいという課題を抱えていました。幸い、弊社は経営陣との距離が近く風通しの良い文化がありますが、組織の成長に伴い、より円滑な部門連携が求められていました。

新しいオフィス作りでは、従業員をはじめ、産業医の先生からも意見を集め、コミュニケーションの活性化や従業員の健康に配慮したレイアウトを意識しました。

移転後は、従業員同士がさまざまな場所で気軽に声をかけられるようになり、コミュニケーションが活発になったと感じています。また、眺めの良いリフレッシュコーナーなど、気分転換しながら働けるスペースを設けたことで、過集中による生産性の低下を防ぐ効果も生まれているようです。

産業医の専門的なアドバイスによって、健康管理の精度が向上

エムステージの産業医紹介サービスの導入を検討された背景や、導入後の変化について教えてください。

従業員数50名以上になることを見据え、産業医紹介会社の比較検討を進めている中で、エムステージを知りました。いよいよ選任しなければならないというタイミングで、ちょうどご連絡をいただいたことが導入のきっかけとなりました。

法令遵守のための最低限の活動にとどまらず、従業員の健康管理に関してさまざまなアドバイスをいただけるため、何をすれば良いのかが明確になり助かっています。

例えば、健康診断の再検査が必要な従業員の中でも、「この方は早めに受診するように勧奨してください」といった優先順位付けをしてくださるなど、具体的なアドバイスをいただけるので、健康状態を悪化させないための早期対応ができるようになりました。

ご紹介いただいた先生はIT業界にも精通しており、業界特有の働き方に理解がある点でも心強いです。本社移転時には、長時間座り続けることによる健康リスクを軽減するため「立って仕事ができるスペース」を設けるなど、先生の専門的な視点からのアイデアをレイアウトに反映させています。

また、初回訪問時には急遽、高ストレス者との面談をお願いすることになったのですが、カスタマーサポートの方が柔軟に対応してくださり、迅速にご調整いただいたおかげで滞りなく対応を完了できました。サポート体制にも非常に満足しています。

産業医の訪問頻度も今年度から増やして対応されていますね。

当初は2か月に1回の訪問契約でしたが、運用を始めてみると想定していた以上に課題が顕在化し、隔月の訪問枠内では対応しきれない状況となりました。また、従業員からも「産業医の先生に直接相談をしてみたい」という声が上がるようになり、面談時間を確保する必要性も高まりました。

こうした背景から、産業医の先生により深く関与していただきたいと考え、訪問頻度を毎月1回に増やしました。

訪問頻度を増やすことで、この1年間で会社のことを深く理解していただいた先生が交代になってしまうのではないかという懸念がありましたが、引き続き同じ先生に継続していただけるようご配慮いただき、大変感謝しています。

一人ひとりが「自分ごと」として、能動的に取り組める産業保健活動を目指して

ストレスチェックCo-Laboを導入いただいた経緯やその後の変化を教えてください。

紹介していただいた産業医の先生が非常に信頼できる方でしたので、エムステージにストレスチェックもお願いすることにしました。

ストレスチェックによって、従業員本人も気づいていなかった不調や不安が可視化されるようになりました。ストレスチェックの結果は、衛生講話でセルフケアの重要性を伝える際のきっかけにもなっており、従業員の健康について考える機会を作る上で役立っています。

これまでは労働時間といった勤怠データでしか従業員の状況を確認できていませんでした。そこにストレスチェックの結果という第三者の客観的なデータが加わることで、心身の健康状況が悪化する前に対応する、予防的な仕組みが整いつつあります。

従業員がより主体的にセルフケアへ意識を向けていけるよう、会社全体で従業員の一人ひとりが「自分ごと」として取り組める仕組みを整えていくことが今後の課題です。必要に応じて質問項目数の追加や変更などもしながら、実効性の高いストレスチェックを目指しています。

今後の産業保健活動について展望を教えてください。

産業保健活動を形骸化させることなく、常に「本当に意味のある活動になっているか」を自問しながら推進することが重要だと感じています。従業員の「やらされ感」を無くし、能動的に取り組める施策を実施していきたいです。

また直近の取り組みとしては、従業員が安心して長く働き続けられるよう、休復職に関するフローの整備や、女性特有の健康課題への対策として何か制度を導入できないかなど、積極的な議論もおこなっています。

これからも従業員一人ひとりの声に耳を傾け、健康でいきいきと働ける職場環境づくりを推進していきます。

産業保健のお役立ち資料
まずはこちらをダウンロード

産業保健のお役立ち資料は
こちらをダウンロード

お役立ち資料一覧

その他の導入事例