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産業保健FAQ

産業保健とは? 労働衛生とは?

■産業保健

「産業保健」は、 1950年にILO/WHO(国際労働機関/世界保健機関)の合同委員会により、次のように定義づけられています。

産業保健は、すべての職業における労働者の身体的、精神的および社会的幸福度の最高レベルに促進および維持することを目指すべきである。

労働状況によって労働者が健康を害することの防止、健康に悪影響を及ぼす要因に起因するリスクから雇用されている労働者の保護、生理学的および 心理的能力に適合した、職場環境における労働者の配置および維持。 つまりは、「仕事に人を、人に仕事を適応」 させることを意味する。

産業保健の主な焦点
(i) 労働者の健康と労働力の維持と促進
(ii) 労働環境の改善と安全衛生に資する労働
(iii) 労働安全衛生の支援に基づく、働く組織や職場文化の発展
(ゆるぎない社会風土や効率的な労働を促進し、事業の生産性をも向上させる)

この労働文化の概念は、関係する事業体が採用した本質的な価値体系が反映されたものを意味し、 この文化は、管理システム、人事方針、参加の原則、
訓練政策、事業の品質管理において反映される。


■労働衛生

「労働衛生」は、 一般に、“労働者の健康を維持するために,職場の労働条件や作業環境を改善すること ” をいいます。労働衛生対策の視点として、次の「作業環境管理」、「作業管理」、「健康管理」の3管理に、労働衛生管理体制の確立と 労働衛生教育を加えた “労働衛生の5管理 ” があげられます。この原則は、労働安全衛生法(安衛法)の基本的な考え方となっています。

作業環境管理とは、作業環境中の有害因子の状態を把握して、できるかぎり良好な状態で管理していくことです。作業環境中の有害因子の状態を把握するには、作業環境測定が行われます。

作業管理とは、環境を汚染させないような作業方法や、有害要因のばく露や作業負荷を軽減するような作業方法を定めて、それが適切に実施させるように管理することで、改善が行われるまでの間の一時的な措置として保護具を使用させることなども含まれます。

健康管理とは、労働者個人個人の健康の状態を健康診断により直接チェックし、健康の異常を早期に発見したり、その進行や増悪を防止したり、さらには、元の健康状態に回復するための医学的及び労務管理的な措置をすることです。最近では、労働者の高齢化に伴って健康を保持増進して労働適応能力を向上することまでを含めた健康管理も要求されるようになってきています。

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