産業保健FAQ
休業の期間やタイミングは、どう判断するのでしょうか?
休職に対する法的な規定はなく、給料・タイミング・期間は企業の裁量(雇用慣行)によります。期間は多くの場合、その社員の勤務期間より1カ月~3年程度であり、就業規則によって主治医判断だけでよい場合もあれば、産業医面談が必要な場合もあります。
企業には、安全配慮義務があるため、勤務によって本人の健康が損なわれる可能性がある場合は、声掛けをしなくてはなりません。例えば、これまでにはなかったようなミスをする、居眠りや遅刻が多くなった等の様子が2週間程度続くような場合には、人事や産業保健スタッフが医療機関の受診を勧めます。こうした対応を怠ると、義務違反になる可能性があります。
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